
【 実務全般 】 グレーゾーンを討議・公開すること |
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【 問題提起 】
1.グレーゾーンの話しが無い
私が土地家屋調査士を始めて感じた事ですが、グレーゾーンに関する話がほとんど出てきていないような
気がしました。 筆界に関して言えば根拠規定が無いため、このグレーゾーンの範囲はとても大きいと思います。
それにも関わらず、このグレーゾーンで作業をしている時、まるで悪いことをしているような錯覚すら感じている方も
いらっしゃるような気がします。 なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
【 当職の意見 】
1.グレーゾーンは悪いものではない
そもそもグレーゾーンが悪いという感覚をお持ちの方がいるとすれば、それは無くしたほうがよいような気がします。
法律でいくら規定しようと その適用を考えた時、この広い人間社会でまともに線引きできることなどほとんどありません。
その線引きした付近で必ずハッキリしない部分(グレーゾーン)が発生します。 しかし、それは法律に柔軟性をもたせる
効果があり、法律の実用性を向上させているという考え方でいかがでしょうか。
2.本当にグレーゾーンなの?
個人的ですが、研究をしてみると、意外に考え方が悪かっただけということもありました。
筆界にグレーゾーンが多いと感じている方は多いと思います。 私も当初そうでした。 それは土地家屋調査士登録の
業務研修では、法律や規則通りの内容が多かったために、いざ実際に実務を始めた時にグレーゾーンに気がつき、
悩む事になったのです。 しかしで当初思っていたグレーゾーンは現在かなり解消するに至りました。 それについては、
今後私のページで紹介していきますね。
3.末端の調査士を含めた場で討議や公開を
私が末端の存在だから知らないだけで、実は討議はいろいろなされているんだと思います。
でも、一般研修で話しがでてくることは無いし、そうなるとほとんど話しが出てくる機会がありません。
話す必要もない程度のこととお考えの方もいれば、それとも触れたくもない事実ということで対処している方も
いると思います。 しかし私たちが実務で発生するグレーゾーンを集めないことには、今の実務上でどんな問題が
あるのかすら把握できません。 事例を集め、討議をして、結果を伝えていくということを少しずつ進めていっては
いかがでしょうか。 HPやブログといったツールを使って事例が公表されていけば、自ずとグレーゾーンに関する
討議が活発になるのでは・・・という期待を込めて♪
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株式会社ユーヒ 江川土地家屋調査士事務所