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はじめまして! 江川です。

当事務所のHPへお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

同じ 士業 の方へのメッセージを書いています。

「今後の士業とはどうあるべきか」 をテーマに書いています

(弁護士、司法書士、税理士、公認会計士、社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士、弁理士、

不動産鑑定士、建築士 等の”国家資格”をお持ちの方へ)

ご意見お聞かせ頂けましたら幸いです。

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今、私達の士業をとりまく環境が非常に早い速度で変化し続けています。

中でも特に大きな変化は、国民の価値観の変化です。

感じている方はいらっしゃるでしょうか?

国から資格を与えられた私達への信頼は、少しづつ揺らいでいます。

国家資格というだけで、信頼を得ていた時代から、

今、資格者個人に対しての信頼に変わりつつあります。

はっきり言えば、

資格さえあれば「先生!」と信頼を得ていた時代から

能力と人間性を問われ、選択される時代へと変わりつつあります。

私達はこの変化に対応していかなければなりません。

変化しなければ、いずれ変化を突きつけられることになります。

これから3つに分けて説明いたします。

【1】 なぜこのような変化が起こったのか?

【2】 現在の状況はどうなっているか?

【3】 今後どうあるべきか?


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【1】 なぜこのような変化が起こったのか?

1)民主主義の発展による意識の変化によるもの

  日本は戦後から既に民主主義ではないか。そう言われる方もいると思います。

  しかし、実際は制度だけで、国民の気持ちは、治めてもらっているという意識でした。

  日本人といえば、国や国家機関を「お上」いう言い方をよくすると思います。

  これが、日本人の国に対する価値観を一番よく表している言葉だと思います。

  これは、日本が外国と比べて、長く平和に統治されていた歴史的背景から

  その意識が根付いていると考えられています。

  統治体制から、突然民主主義の制度になったところで、人の気持ちが突然刷新されることは

  ありません。

  しかし、民主主義の制度を続けていく中、当然人々の気持ちは本来あるべき方向へ

  近づいていくものです。

  近年、国や自治体に対する情報公開や、監視団体などが増えています。

  国だからと言って信頼して任せっきりにしていたために、多くの問題が起こりました。

  私達国民が監視するべきで、誰かがその役割を担う必要がある。

  国家資格である、士業も同じように、人々が厳しい目で見ることになるでしょう。

2)近年に多く発生する不祥事によるもの

  決して1)と切り離して考えることは出来ません。

  国民の監視がたかまるにつれて、今まで表面化しなかった不祥事(偽装問題や税金の無駄遣い等)

  が出てきました。

  これが、国や国家資格者に対する不信感を生みました。


【2】 現在の状況はどうなっているか?

この価値観の変化は、身近なところで見ることができます。

例えば、セカンドオピニオン※1、医療訴訟、行政訴訟、その他一般資格者に対する

訴訟が増えていることです。

※1 相談や見積もりを複数の資格者へ行うことが増えています。

そして国の制度改革の中で、建築基準法の改正、宅建業法の改正、不動産登記法の改正、

司法制度改革のなかで多くの改正があり、いずれも大きな改正となっています。(他多々あります。)

私達は、どちらかというと、改正を迫られて、対応に努力しているのが現状ではないでしょうか。


【3】 今後どうあるべきか?

1)国民のニーズと役割を掴む

今後も、この変化は続いていくものと思われます。

その流れを掴み、先手を取って行かなければなりません。

また誤った改正があるのなら、それを訂正しなければなりません。

国民のニーズや、私達の役割は多種多様かもしれませんので、

共通なものを記載してみます。

1.サービスの向上

2.新しいサービス(潜在的ニーズと役割)

3.信頼感、安心感の向上

これらは、現状の制度に付加価値を与えるものと思います。

一般の企業なら当たり前にしている事なのかもしれません。

私達は、報酬制度の自由化の中で、競争が生まれ、初めてこれらを

考えざるを得ない状況になってきましたが、

まだまだ、現状の制度の中で、現状のまま業務をしていることが多いように思われます。


2)付加価値を生むためにはどうしたら良いか?

1.士業間や事務所間の壁を低くすること。(情報交換)

2.士業間や事務所間に適度の競争があること。(切磋琢磨)

3.資格の違いは、上下を意識するものでは無く、
  
  役割の違いと意識すること。(役割分担)


だと私は思います。

私達が早急に意識改革をすることで、より良いサービスができる「士」へ、

お客様がより安心して利用できる「士」へと変わっていけるのではないでしょうか。


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最後に。

既にこのままではいけない!と感じ、行動されてる方も多いと思います。

しかし、更に1人でも多くの方に気がついていただけたらという気持ちで書かせていただいています。

基本姿勢は

「士」の ”制度を利用する” という考え方から、 ”制度の価値を最大限に高めていく” です。

その観点に立てば、そこにはたくさんの方法がありそうな気がします。


長々とした文章になってしまいましたが、最後までお読み頂きまして ありがとうございます。

私自信、まだ手探り状態で、出来ることから始めてみるという次第です。

未熟者のため、不適切な表現や考え方もあるかと思います。

お気づきの際は、どうかご指摘いただけますよう、よろしくお願いいたします。

※今後、加筆修正すると思います。





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