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【 依 頼 編 】  依頼する時に不安はないですか?

Vo.11土地家屋調査士以外の資格者に頼むとき気をつけて
( 安いのには訳があります。)

土地境界についての仕事を 土地家屋調査士 以外の方が

されている場合、専門”外”である可能性があります。


例えば、よくあるのが

土地の境界立会いを行う 行政書士

土地境界の確定や測量を行う 測量士

などです。

彼らは、土地の境界を鑑定する技術も知識が不十分であること

が多いため、お勧めしていません。

本来の業務とは違うことをしているためです。


【 トラブルのリスクを知って利用する 】

専門外の資格者に依頼することで、起こりえるトラブルの

リスクや新たな費用の発生の可能性を知って利用しましょう。

依頼をすれば土地家屋調査士より 安いとは思いますが・・・。

もし、依頼してリスク説明等をしてくれるところであれば

良心的なところでしょう。 その上で あなたがその資格者を

選ぶのであれば問題無いと思います。


※問題ありという土地家屋調査士はたくさんいます。

※知識も技術もあり、資格だけ足らない方もいますが、

 それでも不具合は起こります。
【 不具合の事例 】

では、どんな事が起こるのでしょうか?  事例を作成してみました。

【事例1】
土地の境界を行政書士に立ち会いのもと設置した場合

一部のそういう依頼を受ける行政書士の方の話を聞いたことがありますが、測量の知識も業務経験もほとんど無いため、

近所の信頼できる普通の人にお願いしてするのとあまり変りません。



(不具合の例)
・設置した境界杭が、既存の境界資料とのズレがあり、登記費用が数十万必要になった。

・既存の境界資料とのズレがあると判明したとき、損をしたと感じたお隣さんが、この設置した境界杭は無効だと主張した。

※一度同意の下で入れた境界杭は、手続だけの問題ではないため、簡単に修正できないと思ってくださいね。


【事例2】
土地境界を決める作業を測量士に依頼した場合

測量士は、測量の知識はありますが、境界に関する知識に浅く、土地境界を取り扱うものとして社会的に認められていないため

作成した書類の信憑性が低くなります。

(不具合の例)
・書類の信用力が足りないため、いざその書類を使用する時に再度作成しなければならなくなった。

・事例1のような不具合も起こることもあります。

※市町村等が行う公共用地との境界を決める作業は、役所の管理監督の下で測量士が境界を決める仕事をしています。


【 目先の節約が、後日の大きな出費となることも 】

お隣様と揉めてしまうと、実質的に莫大なお金がかかります。それ以上にその精神的苦痛はお金の問題ではないと思います。

また、本来しなくてよい登記は 数十万の費用が掛かったりします。

もし、他の資格者が行った調査や測量があったとしても、私達 土地家屋調査士がそのまま利用することはなく、

再度 調査や測量をし直さなければなりません。 そのため安くなることは ほとんどありません。

私達 土地家屋調査士は、土地境界や登記に関する特別な権限がある代わりに、非常に責任は重たくなっています。

万一何かあったとしても、他の資格者では、責任追及が難しいですが、土地家屋調査士に対しては責任追及が容易に

できることでしょう。



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