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【 境界に関する書類 編 】
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3.印鑑証明書を渡すときは?
( 不安を少しでも解消するために )
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印鑑証明書を渡す時は、”ひと言”書き入れましょう。
印鑑証明書のような大事な書類でも、どうしても他人に
渡さなければならない時があります。
筆界確認書を交わすとき、登記する時、その他契約をする時など
既に経験されている方も多いかと思います。
どんなに相手を信用していても、やはり不安は残りますよね。
そんな時は ひと言 書き入れてみましょう。
不安を少しでも解消できるかもしれません。
【 例えばこんな”ひと言”書き入れて 】
下記のような内容を印鑑証明書の空欄部分に書き入れます。
裏面は台紙に貼り付けると見えなくなりますので、表面に
はっきり視認できる大きさで書きましょう。
「○○の添付書類としてのみ有効」
「○○にだけ使用限定する」
「使用目的を○○だけに限定する」
契約に合わせた内容にします。 例えば○○に筆界確認書など
の言葉が入ります。 もっと詳細に書いても問題ありませんが、
日本語でよくある遠まわしな表現はやめましょう。
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【 どんな効果があるの? 】
精神的な不安解消 と 不正利用されにくい書類 になります。
これらの言葉を入れるのは、精神的な不安解消だけ?
それだけではありません。
印鑑証明書に何も記載が無かった場合、もし仮に持ち出されてしまったら、印鑑証明書は本人であることを確認できる書類と
して、ひとり歩きを始めます。 それを持って、「本人です」と言われれば、多くの人が信用しますよね。
それは印鑑証明書で、本人に成りすましたり、代理人を装ったりして、あなたの知らないとこで勝手な契約をされてしまう
という可能性がでてくるということです。
そこで、印鑑証明書に”ひと言”書き入れておけば、そこにあなたの意思を表示しておくことができます。
もし万一、不正に利用されそうになっても、そのことを全く知らない契約の相手方に、あなたの意思では無いということを
すぐに気づいてもらえるのです。 そんなわけでたったひと言ですが、不正利用されにくい書類となるのです。
※ハッキリ言えば印鑑証明書に書いた文言は誰かに合意を得るようなものではなく、契約のように相手方がいないので
その印鑑証明書になんら法的な効果が発生するものではありません。 しかし、その印鑑証明書を悪用してする契約の効果を
妨げることができたりします。
【 もちろん大事、資格の確認 】
印鑑証明書を渡す相手の資格を確認していますか?
私たち士業であれば、”資格者証”というものを必ず持っています。 印鑑証明書を渡す前に、必ず確認させてもらってください。
そして、名刺みたいなものは、簡単に誰でも作成できます。資格者証は名刺とは別ですので、注意してくださいね。
印鑑証明書はとっても大事なものです。
たまに物凄く気前良く出そうとしてくださる方がいらっしゃいます。 私たちの仕事を理解してくださり、本当にありがたい話
なのですが・・・ 今一度確認してみてくださいね。
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